
元手があれば事業が始められます。元手とは、資本金のことです。
商売(ビジネス)は、一言で言ってしまうと、
その元手(お金)を犯罪以外のあらゆる手段を駆使しながら増やしていくことを言います。
もし元手がなければ、どうようにすれば良いのでしょうか。
答えは、出資者を募るか、銀行から借入れる等の方法があります。
出資金と借入金には大きな違いがある。
出資者には、事業が黒字であれば配当金を支払います。
お金を借入れると、賃貸借契約で取り決めた返済計画に従って毎月返済が必要です。
ベンチャー企業が、事業立ち上げのために出資者を募るとか、
出資金を集める、という言葉を聞いたことがあると思いますが、
資本金は、起ち上げた会社が、これからビジネスする上で必要な商品や,
製造機械を仕入れるための費用だったり、人材の確保や工場倉庫の建設といったことに
充てられるお金のことです。
そこから生まれた製品やサービスを販売することで黒字化を目指します。
その黒字化、つまり事業が軌道に乗るまでに必要な資金とも言えます。
軌道に乗れば、毎年の利益で全ての費用をまかなえるようになります。
資本金を使ってしまうまでに利益を出せないと、追加の出資金を集める必要が生まれてきます。
将来性が見通せる事業であれば、比較的容易に集められます。
投資ファンドなども資金と調達する上でのターゲットになります。
小規模の専門店などでは、資本金は少なくて済むのでオーナーがお金を貯めてから、
または一部借入てからのスタートになるのが一般的です。
元手があれば事業が始められるのです。
その反対に、元手となるお金が無いと起業することは困難です。
井原西鶴はそういった本質的なところを書いています。
現代にも通じます。
日本永代蔵 井原西鶴 https://www2.nhk.or.jp/school/watch/bangumi/?das_id=D0005150079_00000