代案がなければ賛成とします。と会議で議長から発言があった場合は、
会議参加者が、何も考えてないと見きって議事進行を急ぐとき、
そして、議案に検討の余地を与えたくないとき。
さらには、色々問題もり、深く追求されると困ることが隠されているときや、
計画を関係部署と十分調整できていないにもかかわらず決済と得たいときがあります。
これは出来レースといってもいいくらいなことで、
社長もしくは取締役誰かの考え通りに進めたいときに、
会議の出席者の誰かに発言させて、当事者であることを隠して、
決議に持って行こうとするなど、
いくつかのわかりにくいバックグラウンドが想定されることも、
ないとは言えない場合があります。
誰が考えても賛成できるプランの場合は何も問題はありません
誰が考えても賛成できるプランの場合は何も問題はありません。
議事録には満場一致で可決されたと記録されます。
どうするべきか判断がつかない場合には、議長に委ねると表明しておくのも手です。
上程された議案の評価ポイントは
①そのプラン実行の効果の概略
②現状と前提についての説明
③問題点の洗い出し
④問題解決の必要性
⑤問題解決の方向性
⑥具体策
⑦費用
⑧実行に伴う体制
⑨期間
などが順序立てて説明されていて、やさしく納得できる内容なら
それは先ず合理的と考えられます。
そもそも、取締役会に上程されるまでには、自分が関係する部門内での調整があるはずなので、
取締役会での議論は最小限となります。
事前に配布いたしました、議案と資料にございますように、
かねてより関係部署間で調整されて参りました案件については、
皆様、ご承知のことと存じます。
本日の取締役会議で決議いたしたく考えます。
つきましては、ご意見はございますか。
それでは、この議案に賛成の方は挙手願います。
こういった進行になります。
根回しと言う言葉を良くないことのように誤解してはいけない。
根回しと言う言葉を良くないことのように誤解してはいけない。
関連部門と協議するのも根回しとも言えるからです。
また、全員一致でなければ決議しないという方針の会議もあります。
そういった場合には「関係部署への十分な根回しが必要だ」。
会社の中ではそういう言葉を時々耳にします。
一般に根回しのことを、あたかも関係者に対して内々にこっそりと耳打ちしておくようなことと
誤解しているような言葉に出逢う場合があります。
しかし、そこで、根回しをよくないことと思ってしまってはいけないのです。
こっそりと耳打ちして賛成を得るというのも違います。
関係部署とみっちり詰めて、取締役会議や経営会議において、
出席者が判断できるような内容にまで詰められるまでに.
提案内容が出来上がっている状態にしておくこと。
そういう意味に捕えてしっかり準備することのに集中しましょう。
ガバナンスを揺るがすようなことを裏で行うということではありません。
根回しは都合よく計画を通すための水面下の作戦なんかではない
根回しという言葉をよく使い組織の都合がいい計画を通すための水面下の作戦、
そうでは決してありません。
つまり、
①発案 企画書を書き自部署で関東を加える。
②調整 関係部署を交えて検討会を行い提案内容のブラシアップを図る。
その時点で、社内に情報が伝わる。
③仮に、企画をその関係性が強い部署がやりたいとの考えがあれば任せて支援に回る。
(元々の提案者はこの段階で知れ渡っているので手柄を横取りされたなどと考えないこと)
経営会議に掛けてオーソーライズした後、
取締役会議に上程し決議する。
この手順こそが、手続き、手順、なわけです。
ましてや内々に耳打ちしたくらいでは世間話レベルですから、
正式な説明会や相談が必要になります。
強いて言えばそれが根回しに当るかも知れませんが、
そもそも根回し制度などは存在しません。
ガバナンスの元に会社の統制が行われていると
安心できます。