
採用して困ったことがある、とはいったいどんなことなのでしょう。
人手不足で仕事が回れなくなってしまい、誰でもいいから人手が欲しい場面に
直面してしまう場合があります。
会社をやっていると、とくに開業間もないときに急に成長を始めたときなどに、
注文をさばききれずに、困ってしまうことを聞くことがあります。
実力にあった受注を考えていたはずなのに、ついつい徹夜でも、
一時的にはブラックでも仕方ないから何とかなるはずだと考えて、
つい風呂敷を広げすぎてしまったりすることがあります。
提示した案件単価が低かったりした場合に起こります。
採用する人材は誰でも良いとは限らない
採用する人材は誰でも良いとは限りません。
身を以って経験することになります。
求人情報サイトでは、対象となる採用したい人材が、
法律の関係もあって、ぼんやりとですが伝わるような表現で示されるのが普通です。
30代活躍中、主婦活躍中、主夫OK、pc操作必要、ネイル茶髪OK、
服装自由、家族的な雰囲気など、
様々に工夫された表現を求職者はくみ取って応募することになります。
善良なる市民としての性善説で採用を考えている
採用側は、採用するに当たって募集する人材を、善良なる市民として、
また性善説側に立って採用を考えていることが多いと思います。
義務教育は終えているわけですから、まさか電卓を使えたり、文章が書けること、
といったことはリテラシーとして、既に持ち合わせているものとして考えます。
そのうえで、性格や、約束を守れるとかの社会性、
また、通勤時間などをふくめた勤務条件等も考慮に入れて採用を決定します。
しかし、PCが使えてMSオフィスが扱える、などについては、
OJTでも可能なのですが、しかし、採用者は会社が考えている普通レベルの
リテラシーをすでに持っている、と決めつけてはいけないのです。
これは中途採用に限らず新卒採用にも共通することです。
また、このことは現場のある仕事においても同じです。
面接時には、知っていることを「出来ます」という人が多と感じています。
そこで、よく尋ねてみると電卓の使い方が分からない人や、かけ算が不得手な人も、
文章を書くことが苦手な人もいらっしゃいました。
TOPは会社の成長を急ぎすぎるあまり、それアダとなり、
かえって遠回りしてしまうことがあります