半年で職場の星になる!「働くためのコミュニケーション力」という山田ズーニーさんの本を役立てるためには、最初に職場の星というイメージへの誤解を取り除いておく必要があります。
「職場の星」ときくと、うたぐり深い私は、どんなひとなのだろう?と、その人物にとても興味が湧きます。
それと同時に、社内でちやほやされて有頂天になっている情報感度の鈍い社員のようすが目に浮かんでしまいます。
しかし、実際に会社の中ではそういう極端な人はあまり見かけません。
普通で落ち着きがあり、足が地に着いている方が多いと思います。
野球に例えると、安定感があり高い打率を誇るアベレージヒッターといった感じでしょうか。
もちろんその中にはホームランもあるでしょう。
そんなひとの特徴は、共通して「ひとの話を深くよく聞いている」ことです。
話ののみ込みが早いうえに、その周辺部分についても気がつきます。
相手の話をよく聞いて受け止めているので、そのことを考えるために必要な軸が自然に生まれてくるからなのでしょう。
本物の社内の星と呼ばれるひとには未来が見える。
本物の社内の星と呼ばれるひとにはそのひとの未来が見えませんか?。
そして、そのひとが出世して偉くなったときの会社の感じが想像できる。
そんな密かな期待感も混じっているのではないかと思います。
しかし、「職場の星」と聞くと、ネガティブな皮肉も交えてそう呼ぶこともあるので、「口だけの意識高い系」や若手の宴会部長に分類されてしまいかねません。
その人物の評価については、ひとを見る目が必要です。
とはいうものの、職場の星への誤解は、会って話をしてみるとほとんど解消されてしまうようです。
人の評価はけっこう正しいんですよね。
ここでは本物の職場の星を目指すための本を紹介します。本物の力を身につける方法が書いてあります。
ここでは本物の職場の星を目指すための本を紹介します。
本物の実力を身につける方法です。
それは、
というタイトルの本です。
著者は山田ズーニーさんです。
組織や集団の中では、「あの新人は口だけの意識高い系だ」などと、すぐによくない烙印を押されてしまいやすいのです。
よいとよくないとの間の中間の評価はあまりしてもらえないのです。
不本意にも。そんなことで失ってしまった信頼を取り返すためには長い時間を必要とする場合もあります。
いっそう、そんなことだったら、長い年月をかけて信頼を取り戻すよりも転職して場を変えた方が手っ取り早いかも?という身の振り方も頭をよぎります。
しかし、安易にそれを実行に移してしまうようでは、この先に再び何か失敗して信頼を失ってもそれを取り戻そうとはせずに、再び転職してしまう泥沼に陥ってしまいます。
人生長いので、ちょっとした失敗などは何度も繰り返し訪れますから転職癖がついてしまいかねません。
組織や会社の中で一時的に信頼を失ってもすぐ辞めることはない。半年をかけて信頼を取り戻す方が良い選択である場合が多い。
組織や会社の中での信頼を失ってしまっても半年をかけて信頼を取り戻す方が、自分にとって良い選択である場合の方が多いと思います。
これは、この本に書いてあることではありませんが、転職すると以前の会社以上の会社に勤めることは難しいと言われます。
結論から申し上げるとその通りです。
転職希望者と人材募集したい会社とのマッチングをビジネスにしている会社が多くあります。
そんなCMを見ていると転職によって広がる未来があり、優良な会社に簡単に転職できそうに思えてしまいます。
しかし、現実には無名のあなたの転職を待ってくれている会社などあるはずがありません。
本当に半年で信頼を取り返すことができるのか?
この本で山田ズーニーさんが言っているように、半年で職場の星になることができるのですから、自分が信頼を失ってしまったとしても、これまでのやり方を捨てて、素直にこの本に書いてあるとおりにやってみるとよいと思います。
私は本当にできると思います。
山田ズーニーさんにしてはちょっと厳しめな文章の表現ですが、その通りだと共感します。
転職するよりもはるかに効果的で効率の良い取り組みです。
要約すると、あなたは人の話を本気で聞くようにすること。
要約すると、あなたは人の話を本気で聞くようにすること。
メールの文章を読み返し徹底して理解につとめること。
その2つを徹底して行うことで、すべてがよい流れに変わっていきます。
上司から任された仕事をこなしていく中で、あなたは信頼できる人間かどうかが確かめられているのだから、徹底して指示通り実行する。
それが信頼を勝ち取る、あるいは信頼を取り戻すいちばんの近道です。
そして、この本に書いていることを信じて進めば大丈夫です。
この本の中で、著者は「変えたのはコミュニケーションでそれは自分の上司を理解することから始まった」。
そう教えてくれていますよ。
「半年で職場の星になる!働くためのコミュニケーション力」。この本の中から気になるいくつかのKeywordを拾ってみました。
この中から拾ったKeywordは次の通りです。
1.何を言うかより誰が言うか。
2.職場で最も通じる表現は成果を出すこと。それで一人前。
3.(あなたは)仕事を「する」のではなく、てっとり早く(口で)「言う」ということで(できる奴なんだと)自己証明してしまう。自分の見聞や知識、経験を自慢げに披露してしまう。
4.自分の信頼性をいかに高めていくか、これが新入りのコミュニケーションンの必達目標だ。
5.自分メディア力を高める。
6.聞く技術とは「おかん」のように話を聞く力だ。(要約してつかむ)
5.仕事で求められるのは。要するに・・・、要するに・・・。で人の話を聞く力=要約力だ。
6.闘う相手は自分しかいない。
7.新人にとっての「人を説得する力」とは、人を変える力ではない。「人を認める力」だ。
上司を説得するな!
上司を認めろ!
8.情報化社会、ネット社会になって、私たちは、文章量にはたくさん触れるようになった。しかし、それらをザッピングしながら。自分側の都合・必要に引き付けて(つごうよく)読むようになった。
9.会社の文脈に食らいついて取りに行け。(文章を)二度読み、キーワードを捉えろ。
10.小さくとも志ある目標をたてよ。目標設定を200字でまとめよ。
これを読んだ人によっては、社員研修の教材としたいと考える人がいたり、当事者でもある新人からは、自分の意志は反映されないのか!。
私は上司の奴隷なのか。
と受け止めてしまう人もありそうです。
この本を読めといって配るだけでは効果は期待薄ですし、自分の存在を主張したい新人からは、会社や上司に都合のいいことばかりを書いて!と思われるかもしれません。
私の提案は、まずこの本の通りにやって見よう!です。
私の提案は、まずこの本の通りにやって見よう!です。
その本の通りに実行できるってことは、もうすでに相当レベルの高い素養をもっている人だという証明になるからでです。
本のタイトル通り、きっと職場の星になるでしょう。
こんなに大切な秘密を教えてくれる本は、これまでになかったと思います。
文章がすこし厳しめですが、著者からのはげましと導く力に触れてみてください。
価値ある一冊です。